晴れたり降ったり、おかしな天気。図書館で働いたのち大学図書館で読書。人の立ち寄らない雑誌コーナーにて、装苑やら文藝やらを、節操なく読む。発表用の資料まとめをするつもりが、大半趣味の本読み。おじいちゃんの封筒―紙の仕事を借りる。
忘れつつあることに気づく。忘れたくないことも、早くなしにしてしまいたいことも、同じ速さで頭の中から消えていく。鮮やかなままの記憶を、どこかに預けておけたらよいのにと思う。新幹線が光の帯のように、するすると現れて消える。雨に濡れたベランダから見える、工場の煙やこうこうと光る看板。目の前に同じようにあらわれるこの景色も、いつか忘れてしまうのだろう。その光の具合だけを、ぼんやりと思い出すのだろう。なんて。
買い物に出るとワンピースばかりに目が行く。そして買う。ヒールがそこそこあっても疲れない、ストラップ靴が欲しい(多くを望みすぎ)。ANTIPASTの靴下を買い占めたい。帰りに着物女のソコヂカラ広告批評の新しいのを借りて帰る。