ユリイカ2002年7月号 特集=高野文子を読む。お茄子の改稿前版収録。対象と対象のあいだから読み手の視線を誘導し、虚像である向こう側を、さも目の前にあるかのように見せてしまう。高野さんの作品を読むと、えらいものを見てしまったとため息をつかずにはいられない。対談での闘志たぎる感じも、さすが。夕方実家行きの電車に。駅まわりはものすごい人で、見るだけで酔う。食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む (光文社新書)を読みながら、家まで。