2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

学校の図書館で暮しの手帖を読む。頭のなかがカレー、カレー。持っておきたくなって、帰り道に買う。昨日はゼミの人たちと一緒にごはんを食べに行き、羊やチーズやワインを、動物の匂いがしたらどうしようなどと思いながら、抑えることなく食べる。お腹がい…

牛乳を切らしていたので、起きぬけに上着だけはおって外へ出る。いつも通る裏道で小さな姉妹に出くわして、ラジオ体操かと気づく。夏休みらしく、図書館は午前中から子供でこみあっていて、気温まで上がったよう。ひたすらに暑い。 バイトをすませ、帰り道as…

椎間板ヘルニアなんよ、と母は言った。電話ごしにも戸惑っている様子が目に浮かぶほど、悲しげな声で。父と同じ病気を、犬までもわずらっていたのだった。力を持てあまして、魚のように跳びはねていたのがよくなかったらしい。犬の腰はもちろん、憔悴しきっ…

すうと風が抜け、いい天気だと起きあがろうとするも体が動かない。頭から押さえつけられているような重たさ。頭のにぶい痛みがとれなくて、学校に出るもはかどらない。大友さんのユリイカを買って早々に帰る。あたまいたい、と呟いてみるもよくなる訳がなく…

朝の電車で戻る。地元の駅のホームは、そこにいるだけで妙な感傷を引き起こす。昨夜眠れないからといって、ノルウェイを読んだのがよくなかった。ずるずると、数珠つなぎに出てくる思い出に、呑まれそうになってしまった。どうして、こうも色々なことを忘れ…

ここが最もそれらしい姿になる明け方、カブの音がひびき、ニワトリが鳴く。夜の静けさを破るように、高らかと。それにつられて犬も目覚め、二階まで聞こえるほどの大あくびをするのだった。その情けない声を聞いて二度寝。ひとり暮らしの時の緊張感が、まる…

巻きあげるような風に、カーテンがなびく日。授業が一週空いたので、思い切りで下り列車に乗りこむ。週末の特急はどこか気だるい空気で満ちていて、ことりと眠りに落ちる。弟の飲みさしのココアを飲んだら、ココア味のプロテインだった。おいしくない(勝手…

定番 (あたらしい教科書 4)、酔いがさめたら、うちに帰ろう。、ひとり日和を読む。ひとり日和、主人公の「くせ」がどうも苦手で、ところどころ苦しかった。 話と話の間に、すっと煙草に火をつけ、相槌をうちながら灰を落とす。その携帯灰皿が猫型だったとき…

霧のように雨が降る。先生と話していると、娘を嫁に出す気分だなんて言われてしまって、ありがたいやら申し訳ないやら。ゆくゆくはきちんと恩返しをしたい。ツィゴイネルワイゼン [DVD]を見る。奇妙に絡み合う関係が、もやもやとストーリーを覆っていく。筋…

図書館、夕方家に戻って洗濯。借りてきたねにもつタイプ、海辺のカフカ、ゆれるを読む。岸本さんの目線、穂村さんのそれと近いものがあるけれど、地に足がついている。最後にはちゃんと戻ってくる安心感。気がついたら休みなく読んでいて、お腹がすく。 窓に…

朝からコピー、分類、コピー。進んでいるんだかどうだか、よくわからない作業。書庫の本をめくるとホコリのせいか鼻がむずむずして、くしゃみを噛みころす。 NHKでやっていたYMOを見る。すごい人たちだ、と改めて。こういう風に年を重ねられたらいい。サポー…

直島に行ったり丸亀に行ったり、よく海を見た一週間。南寺で鳥肌をたて、アイスクリームを食べながら海岸沿いを歩く。疲れたのか、ふてくされながら歩いている子供にめくばせをしながら、頑張って歩くんだよーと思う。もう旅行シ―ズンなのね。卒業旅行なんて…