夏は体力的にしんどいので、部屋にばかりいる。早朝と夕方は空気も乾いていいのだけど。マーチのCM可愛いなーと思っていると、声が二階堂さんだった。ホニャさん、9月にアルバムリリースだそう。楽しみ。
夕方、鬼怒さんと鳥越さんを見にいく。夕暮れから夜になっていく野外で、あのギターの音を聞く。ふり切れる感じがして、脱力というか、椅子から立ち上がれなくなった。背中をつーっとさわられたような感覚。
その後ドラびさんを見に行く。すさまじい音に耳が、耳が遠い。観客にとって、映像のインパクトが強いのかと、周囲の人を見ながら。ドラムというシンプルな音が、あのパフォーマンスを中和させていると思う。 
家に帰ると1時か2時くらいで、眠いのだけど頭がさえて眠れず、トリエステの坂道 (新潮文庫)を読む。ライブ前に、時間つぶしにと入った古本屋で見つけたのだった。須賀さんの文章は読み飛ばすことができなくて、読んでいる過程でこちらにも文章のテンポが移ってくる。負の部分を、決してただの同情におとさず描ききっている。義理のお母さんの家なんて、その光景や匂いさえ思い浮かぶほどだった。