歩くのが思いのほか楽しかったので、今朝も歩いて学校へ。スカートにブーツでがっぽがっぽ歩く。頭の中でナイトクルージングがずっと流れていて、おそらく鼻歌も歌っていたのだと思う。明日はセンター試験関係で学校はお休みなのだそう。突然ふってわいた(皆知っていたようだけれど)休みなのでうれしい。市立図書館と県立図書館とツタヤと、ふんばって予備校へ行く予定。

昨日から霜焼けがかゆくってだめだ。暖かいところにいると、たちまちむずむずしてくる。子供の頃に比べたら霜焼けができづらくなったな。昔は冬がもっと冬らしかったもの。けれど、はれあがった手で雑巾をしぼる、なんて不幸の典型みたいな姿を見せることがなくなってよかった。成長するといいこともある。

帰りにスーパーに寄ると唐揚げがおいしそうで、ビールと一緒に買って帰る。油っこい唐揚げを3つも食べてお腹がいっぱいになり、眠たい頭で木の匙を読む。職人さんが書いた文章というのは読んでいて気持ちがよい。浮ついていない、身に染みついた言葉で語るからか。味噌汁を飲む安心感と似ている。少しビールの残った缶をもてあそびながら、ふとあの人に会いたいと思った。