夏頃の暮しの手帖を読んでいたら、カレーが食べたくなってきた。家にあった野菜(ニンジン、インゲン、ナス)にスパイスを入れて煮る。シナモン、カルダモン、コショウ、クミンシード、コリアンダー。人がいればスパイスあて遊びができるのに。クリスマスにターキーを食べたときは皆真剣に「クローブ!」とか言っていて、あの日は格段に鼻がよくなったような気がした。カレーはスパイスが多すぎたうえに作りすぎ、ここ数日はカレーとのお付き合いが深まること間違いなしなのだった。


いまだリッチストロベリーチョコレートから逃れられない。最近はスーパーでも見かけるようになって、ますます誘惑されている。ホットミルクと一緒に食べるとおいしい。こんなことで女子を気取っている間に髪は伸び放題。かれこれ4ヶ月になる。黒髪セミロング真ん中分けなので放っておくと大変なことになる。来週中には切りに行こう、と思いながらはじめてのやのあきこを聴きつつ四月怪談 (白泉社文庫)を読む。思うだけならいくらでもできるんだけど、そういう訳にもいかない。


近々会いたいと言ったら金曜に会えることになった。近々って言ったって今すぐ会いたいんだ、なんて思っていたけれど金曜なんてほんの5日後じゃないか、これはきっと近々だ。と自分に思い込ませている自分。会いたいと言うことさえとてもエネルギーを使う。なにが怖いって、良いところしか見ていないから怖いのだ。私たちはお互いについてほとんど何も知らない。