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喫茶仕事の日、ここで働いていて心地よいのは音のせいだと思う。冷蔵庫のモーターが鳴る、お湯が沸く、電車が通り過ぎる、お客さんが話す。煙たいカウンターに向かってくるあらゆる音に呑まれそうになる。COMBO PIANOが聴きたかったのでANOTHER RUMORとRibbonをかけて過ごす。

他人の香水に酔うタイプだったのだけれど、いつからか人からする匂いが好きになった。人の顔を思い浮かべると、どこからかぷわんとその人の香りがする。世の中には匂いを消している人も多いのだけれど、思い出すのは圧倒的に匂いのある人。香水をつけていなくっても、体臭と柔軟剤の匂いの組み合わせにぐっときたりするのだけれど。あの人の匂いは祖母の鏡台の、もしくは若い頃の父親の洋服の匂いだ。（と言うと複雑そうな顔をしていた）

図書館に寄って帰る。最近図書館に行く頻度が高い。CDを５枚借り、サザエさん２冊といじわるばあさん、旅先でビールを借りる。Hallelujah~Live2001-2003とノース・マリン・ドライヴ(紙ジャケット仕様)がよかった。