女3人で焼き鳥を食べに行き、ビール、焼酎。そのうえ、なぜか知らないおじさんに梅酒の中瓶を入れてもらい、もちろんそれも空け。バーでキールを飲み、目覚めたら先輩宅のこたつにいた。眩しい光のなか家まで帰るのはうしろめたい。こんな生活してたら罰が当たるわと洗濯と掃除にはげむ。明日のためにチョコレートを作り直して(自分で生チョコが食べたくなったというのもある)再び家中がチョコレートの匂いになり、食べてもいないのにお腹いっぱい。
夏服を着た女たち (講談社文芸文庫)を再読。「おそくまで寝て、おいしい朝食をとり、おまけに日曜日である。」休日のひと時の夫婦のあり方。このひと時はこれまでの/これからの関係性をも表している。描き方が鮮やかで、読み終わるとため息が出る種の小説。お腹がすいたからと生チョコのはしっこを食べ、ラム酒を入れ忘れたことに気づく。電車に乗って会いに行く道のりは近いようで遠い。そのあいだに生チョコは溶けてしまわないだろうか、なんて考える前に眠ればいいのに夜は長い。