朝7時。電子音で目覚め、返信を打ってまた眠る。急な仕事が入ったのだそう。昼過ぎまで布団のなかにいたけれど、図書館で予約本を借りるため家を出る。ベリーショーツ 54のスマイル短編 (ほぼ日ブックス)は噂通りかわいい装丁(しっぽ付き)。ツタヤでDVDを借りてから、ジャム用の小さいスプーンを買う。
「わかりました。」としか返せなかった。そうして冷蔵庫を開けるたびチョコレートが目につき、ひとりでいるのが忍びなくて友人宅へ向かう。ラムとコーラとアイスクリーム。公共料金の話をしていても悲しいなんて私ばかじゃないの。タバコの煙が目にしみるって、言い訳にもなりやしない。
家に戻ってからは時間が経つのが遅く、気をまぎらわそうとリンダリンダリンダ [DVD]を見る。涙腺が壊れたみたいに涙がでて仕方がない。一緒にいるときはあの人の全部を知った気になっても、ひとりの時間が日常なのであり。小さなひずみが生まれるたびに、わからないという現状が私を不安にさせる。