明日の卒業式に備えて朝から文集づくり。印刷室でインクのにおいをかぎながら、紙の束を折る。生協でクウネルを買って家へ戻るも、着いてすぐ昨日から古本市やったと思い出し、コ―トを着直して家を出る。彼自身によるロラン・バルト【新装版】を購入(みすず書房の本は手元に置いておきたい種の本)。しかし、ロシアケーキって何ものなのかしら。だいたいアンゼリカのってるんよね。
飲み会に参加しようかとも思ったのだけど、昨日のお酒のだるさが抜けない。本も読みたいしなって、やっぱり家。しばらくして父親から「誕生日おめでとう、早く書類送って」。23日でやっとハタチを卒業します。明日はバイトに卒業式にとバタバタするだろうから、朝まで誕生日気分を味わおうと、ロイミをつくって自分にお祝い(せめてマシュマロくらい買っておけばよかった)。
あの人から電話。驚いて声を裏返しながら、ありがとうございますと答える。覚えているうえに会いに来るだなんてなー。めっきり連絡がなかったからどうでもいいのかと思ってた。映画の話などして、じゃあまた明日と電話を切る。誕生日となると思い出すのは、いつもまっさきに連絡をくれていた大事なあの子のこと。年を重ねることのありがたみを、こんなに感じる誕生日はない。親知らずが痛んで、おやつが(ごはんも)食べられるかどうか心配。