brille2007-08-02

外がびゅうびゅういっている。バイト先で薄暗くなる空を見ながら、帰りの心配をする。終わってから友達の家に遊びに行こうと思っていたけれど、台風だからって中止。久しぶりに会いたかったけれど、こればっかりは仕方がない。うつらうつら居眠りをしながら、時たま聞こえる救急車の音で目を覚ます。ベランダをはっているアサガオが飛ばされないか気がかり。
近くで過ごすうちに習慣がいつの間にかうつって、その人がいなくなっても自分の行動の端々にその影があることに、驚くことがある。それは、パスタのゆで汁をとっておくとか、甘いものを牛乳と一緒に食べるとか、生活のほんの小さい部分で、思いも寄らないタイミングでその人のことを考える。そして、ずびーと鼻をすすりながらパスタをゆでるのだった。塩加減はわからない。
新釈 走れメロス 他四篇を読む。途中からはぐれそうになるも、置いてかんといてと追いかけているうちに、走りきるように終わる。日の名残り (ハヤカワepi文庫)を少しずつ読み進めている。