急がないでもよいことのために急いでいた、今朝まで。昨日は一歩も外に出ないままで、カーテンを開けたら少し雪が積もっている。張りきって、耳あて・帽子・手袋を全部つける。勢いづいてダウンも着たいという気分になるけれど、持ってないのだからどうしようもない。自転車をすうすうこいで学校。そこここに雪だるまもどきを見つけて、ひとりで浮つく。
手がかさかさして困っているさなかに、手相見るからと言われてうろたえる。線がいっぱいって、それ手相じゃなくて手がだめなだけ。いろんな人の手を見る機会なんてそうないから、ほんとに模様がちがうのねー、とおもしろがって見た。慎重な気質のはずなのに、最近勢いにまかせてるという診断。わかる。
引越しを前にして、いるものいらないものを頭のなかで考える。この部屋中、生活のかたまりだと思うとめまいがして、徐々にものを減らすことを決意する。