10連休ですかいいですねー、でも半分の今日で持て余してるんですけどねーと、ごはんやさんでカウンター越しに。実家に帰る途中、久々に以前住んでたとこにいった。好きだった映画館でその時間にやってた「まほろ駅前多田便利軒」を見る。猫背の男の人は色っぽいなーとかタバコ吸いまくってて気持ちいいくらいだなーとか思う。映画館の支配人は少し痩せた気がした。駅前はいやにきれいになっていて、お店もできたりなくなったりしていた。そのあと久々会った知り合いとごはんを食べて、色々変わったんだろうけどその根っこの変わらなさに気持ちがやわらぐ。
電車で彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄を読みつつ帰省。変わってる人間の変わらなさについての話やなーと思ってるんだけれど、主人公が10年が経ったのだねって思い出す『バラ色の雲』のくだりがとても好き。劇的な人生なんてなくても一瞬、確実に存在した何かあるいはひとときのことを思うことで人は進んでくのかなーとかセンチメンタル・ジャーニーになりかけるところだったけど、最近おセンチて言わんなーおセンチて語感めっちゃ好きなんやけどなーと考えていたら駅についた。帰ったら犬も家族も元気でなにより。大島弓子強化月間なので、寝る前に秋日子かく語りき (単行本コミックス)を読んだ。人生について考えて寝づらかったはずが気づけばぐっすり寝て朝。